当院は2021年10月に開業して10年目にはいりました。当院が開業したのはまだあの東北大震災からまだ少し過ぎたころで、まだまだ日本中がそのダメージから癒えていない頃でした。大震災では当スフィアタワーもダメージを受けたとの事でした。
そんなタイミングではありましたがこの天王洲アイル、その中の今ある当院の立地が大変気に入り、縁あって開業することとなりました。そこからまさに地道にコツコツ、本当に一歩一歩内科診療を行っていく中でありがたい事に長くお付き合いをしていただくような患者さんの徐々に増えてきました。
とはいえ元々なかなか内科系医療機関が末永く根付きつらいという土地柄もあり、順風満帆というまでは行きませんでした。途中ランドマーク的な存在であったシティバンクが完全撤退したりと幾度となくピンチもありました。
なんとかたくさんの方々に支えられ「もう少し」というところまでたどり着いた昨年、「新型コロナウィルス感染症流行」が起こってしまいました。
当院のような環境下にあるクリニックは新型コロナ流行の影響を思いっきり受けてしまい、大ダメージを受けてしまいました。一時期は本当に天王洲アイルからひと気が全くなくなり、想像以上に診療がままならなくなりました。特に去年の夏ごろは最大にピンチで「クリニックの行く末」を考えなければならないほどでした。
ただ、やはり自身で天王洲アイルを気に入り、この場所を選び、「天王洲内科医院」として開業したからには、やはり「天王洲で内科医院を続けていくべきだ」という意思を再確認しました。それからは一歩一歩地道に診療を継続していくという原点を確認し行ってきました。
まだまだ、本当にまだまだではありますが今ようやく徐々に徐々に賑わいがよみがえって来ております。引き続きできる限りの事を努力し続けていこうと思っております。
今現在周りの店舗などまだ閉店など続いており、空いてしまったテナントも空いたままでさみしい限りです。でもいつか、何年か先に再度この「ご挨拶」を書き改めるときに「いやー、こんなことありましたね、本当に大変でしたね」と復活した立場で皆さんと語れるようになれるように、改めてこの天王洲にて腰を据えて内科診療を続けていきます。あらためてこれからも天王洲内科医院をよろしくお願いいたします。
天王洲内科医院 院長 田村拓二
日頃は総合病院の循環器内科で診察されております。
テキパキと診察されますが、穏やかな男性の先生です。
まず患者様が一番先にこられる受付です
採血や検査の際など、お世話になる看護師さんです